3時半起床。
4時半にチェックアウト。
マラケシュの空港まではタクシーですぐ。
100DH。
搭乗口。
ライアンエアーの搭乗ゲートはぎりぎりまで何番なのか表示されなかった。
メキシコのカンクンみたいだ。
マドリッドまでは2時間弱の空の旅。
時差は2時間。
空からみたマラケシュの街は赤くて、土の色と同化していた。
どこまで行っても乾燥した荒廃した土地が続く感じ。
森とかないから、ここで生きて行くのは大変だろう。
眼下に地中海を見下ろしてアフリカ大陸を去ると、ほどなくしてヨーロッパ大陸の上空へとやって来た。
おおっ、確かに街がヨーロッパっぽい!
マドリッドのバラハス空港までに到着。
パスポートコントロールは恐ろしいほどのスムーズさ。
懐深いぜ、ヨーロッパ!
さて市内へは地下鉄で。
これまた非常にスムーズかつ安全な雰囲気。
さすがは先進国だ。
チュエカ駅を降りて宿を探すも、予想位置を通り過ぎてしまった。
広場から今来た道を注意深く引き返すと…ビルの1階入り口付近に小さ〜くホテルの名前が出ていた。
アパートの一室を改装しているらしい。
宿はとても狭いが、一応全て揃ってはいるし文句は言うまい。
何しろここは物価の高いヨーロッパ。
こうしてみると同じ様な値段でもマラケシュのホテルはそれなりに豪華であったなあ。
早速街に出る。
のどが渇いていたのでまずはコカコーラライト0.75ユーロ。
こちらに到着してからマドリッドに関しては何のガイド資料もない事に気付く。
ま、ひとまずはグランビア駅周辺からプエルタデルソル、さらに王宮周辺へと歩いてみた。
プエルタデルソルには辻音楽師がいたけれど、クラリネットとかアコーディオンとか、なんだかヨーロピアンだ。
黒人トランペッターもいた。
辺りには日本からの方かなあという観光客の姿もちらほら。
マドリッドは憧れの観光都市だもんね。
一通り観光する途中、なんと「シメイ」の看板を掲げたバルを発見してしまった。
王宮のとなり、アルムデナ寺院の前、マヨール通りを1ブロック行ったところにある素晴らしきバル!
(王宮)
(アルムデナ寺院)
(マヨール広場)
スペイン滞在最大の目的は…そう、バルで飲むことであった。
トラピストビールを頼もうと思って入ったら、なんとWeihenstephanのバイツェン生を発見!
思わず頼んでしまったーーー!
うまぁーい!
当たり前だが美味い。
これは瓶1本日本のスーパーで500円くらいで売っている事もあり、目にしたら必ず買うビール。
この生がわずか200円ちょいで飲めるとはー!
しかもきちんとヴァイツェン用のグラスに注がれて出てくる。
マドリッドでは酒に溺れることにしよう。
次いであのデュベルが出している「トラッペ」というヤツの生を注文する。
当たり前だが…うまぁーい!
こ、これがわずか200円ちょいとは…スペイン恐るべし!
こちらもきちんとデュベル用のグラスに注がれて出てきた。
タパスも全然大した値段ではない。
これらも一品200円くらいだ。
チーズもサラミもツナも美味いぜ!
いやー参ったなーヨーロッパ(ハァト)
ちょっと覗いていたら、バルによって相当ビールのチョイスにバラツキがあるようだ。
1番多いのはやはり「マオウ」ビールだが、これは別に取り立てて飲みたくはならないビールだ。
「ダフ」ビールというのは結構人気があるらしく良い値段。
ここのバルではその他ババリアの生、アイルランドのムーフィーズ生、ギネス生などが置いてあった。
スコールの看板もあった。
見ていると、瓶を注文する人も多いようだ。
いやー、この極楽からは去り難いぞ…
・・・その後、ベルギーのハイアルコールビールを立て続けに飲んでしまっては当たり前だが、宿に帰って撃沈。
起きたらもう22時!
あわてて事前に調べておいた宿至近にあるジャズクラブへと出掛けてみる。
宿を一歩出てみたら・・・ここいらへんはChueca地区という繁華街らしいのだが、夜の方が人が多いのにびっくり!
すごい賑わいだ。
バルも混み過ぎていて、少々入る気にならない。
で、ジャズクラブ。
見つかりませんでした。
と、いうか何かの理由でなくなっちゃったみたいです。
うーん、残念。
グランビアからソル、プラサマヨール辺りまでぶらぶらと散歩。
途中売春婦が腕に抱きついて離れない。
男一人でいると、どこの世界に行ってもこれは必ずある。
以前ブラジルのリゾート地で道路の筋向かいから大声で声を掛けてくる鬼のような売春婦がいたが、それに比べたらかわいいもんだ。
しかし、売春婦というのはなぜ一目でそれとわかる顔を作るのだろうか・・・。
お次は初めて!
「コカイン」と麻薬の売人から声が掛かった。
こちらもあまり危険な感じはしない。
さすが大都市には色々なお方がいらっしゃるようで。