これは名作だ。
革命については個人的に何の憧憬も持っていないけれど、彼の人生を通して伝わってくる革命の崇高な理念には説得力がある。
翻って、ここのところ出てくる日本の首相も決して人柄は悪くないし、賢いし、情熱も持っていると思うけれど、国家を引っ張る人物にはチェやフィデルが持っているような、ある種、良い意味での野蛮さが必要なのではないだろうか。
チェも良家のお坊ちゃんであり医者でもあるが、それにプラスして彼はあまりにも凄まじいエネルギーを持っているのを感じる。
頭がまわるとか、根回しが上手いとか、決断力があるとか、品行方正であるとか、体力があるとか、指導者が満たさなくてはならない要件には様々なものがあるだろうけれど、結局のところ、世の中を動かすのは、何かしら凄まじいまでのエネルギーと呼べるものなのではないだろうか。

続編である、「チェ 39歳 別れの手紙」も、是非、観てみたいと思った。


ちなみに現在も公開中の「地球が静止する日」は、残念なくらいの駄作に感じました。
ワケがわからず、何の感動もなかった。
映画には、単に娯楽に終わらない、何か作品を貫く「思想」がほしいと思う。


DrumStudio LA FIESTA
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