レシフェ近郊のポルト・ダ・ガリーニャスという海岸が珊瑚で出来た砂浜を持ち、全国的に有名なくらい綺麗だというので、是非とも行ってみたいと思った。

フロントで行き方を尋ねると、宿のすぐ近くにある8番の停留所でポルト・ダ・ガリーニャス行きのバスを待て、あるいは確実に行きたいなら旅行会社のツアーで行け、と言う。
それでは、と言われたように8番パラーダでバスを待つ事にした。

前もって自分で決めておいた待ち時間、30分を過ぎても目的のバスはやって来なかったので、あきらめて地球の歩き方にボア・ビアージェン海岸より綺麗、として載っていたカンデイアス海岸へと行ってみる事にする。

ピエダージ地区を抜けると大きい建物もまばらになり、期待を抱かせる風景。
30分ほどでカンデイアスの終点に着く。
そこから真っ直ぐ下って海を目指す。
昭和40年代にあった日本の団地のような住宅地を抜けると海岸に出た。

はたして出てきた海岸は・・・
なんと緑色の水をたたえていました。
水浴をしていた人もいたけれど、とても私はあの水の中に入る気にはなれませんでした。

この海岸のある地区は田舎で水が綺麗そうではあったが、大変残念な事に地区の右側から河川水の流れ込みがある。
しかも多分、浄化の進んでいない下水をふくんだ河川水。

河の向こうには椰子の林が広がっているのが見えていて、あちらは雰囲気も良く水も綺麗そうなのだけれど、渡る橋が見当たらない。もちろんこの汚水で満たされた河を泳いで渡る勇気もない。

あきらめて、よりレシフェ中心部に近いピエダージまで引き返す。
こちらの海岸はさっきのカンデイアスよりは多少まともだが、やはり泳ぐ気にさせられるような水ではなかった。
濁りがひどい。

思うに地球の歩き方に載っている記事は田舎にある海岸だから綺麗だろう、という推測によって書かれたのではないだろうか。
あの地形、浜の右から河川の流れ込みがあり、海流が右から左へと流れている事から考えて、たまたま行った日の気象条件に因らず、常にあの海岸は汚染された水で満たされていると思うよ。

あきらめてまったく泳ぐ事なくボア・ビアージェンへと戻る。
ちなみにこのボア・ビアージェン海岸はサメが出るとかで遊泳禁止となっている。
また、波も荒い。

夕方となりボア・ビアージェン海岸に屋台が出始めたので、こちらの特大焼き鳥を食べてみる。
美味い。

後日調べてみたら、あこがれのポルト・ダ・ガリーニャス海岸へは長距離バスターミナルからバスが出ていたらしい。
う〜ん残念。
しかし、こういった取り逃がしがあるから、またその土地へと行きたくなるんだよね、と勝手に納得する事にした。

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