確か、今日は日露戦争の開戦日です。

 世界史としてこの史実を捉えれば、最大の要点は白人国家、その中でも強国だったロシアに、白人国家でない国、日本が勝利したという事につきると思うのですけど、今、学生の皆さんはどんな風に教わるのでしょうか。

 以前はアジアにも、アラブにも対抗出来なかった西欧社会が、ポルトガルによる世界各地への進出以降、現代に至るまで非常に強く、ポルトガル→スペイン→英国と世界に覇をとなえ、今は米国。強い国が世界を動かす。世の中は厳しいものです・・・。

 例えば遠く国際連盟設立にあたって、常任理事国日本は人種差別撤廃(全ての国を平等に扱うという内容)の条項を提案しましたが、当時国連議長だった米国大統領に不条理に葬り去られました(この時フランスには良識がありましたが)。
米国は建国以来負け知らずなので、現代になっても尚、当時と流儀が変わらない気がします。イラクへの侵略なんか見ているとホントに自由と民主主義を第一に掲げている国なのか、私には理解できません。

 「グローバルスタンダード」なんていうのも、結局米国のやり方に合わせるって事ですもんね。
 今の流儀を通してもう数十年すると、日本でも成功をおさめられなかった人にはかなり厳しい世の中になってくるのでは、と思いますよ。貧富の差が拡大して。

DrumStudio LA FIESTA