先日、某有力ハウスメーカー社長と昼食を共にした。
彼の描く日本の未来も、私が描く日本の未来もほぼ同じようなものだ。
今の若い層までは親の築き上げた遺産でなんとかやっていけるだろう。
しかしやがて確実にやって来る、今の若い層を親とする更に下の世代からの社会が問題。
そう遠くない将来には親にも頼る事が出来ない低所得者の層がかなり分厚く出来るに違いない。

最近住宅を建てる若い人は自分で借金が出来ない、親頼みが多い。
現在の社会では既に年収400万に届かない人が多い。
200万前後の人もかなり多そうだ。
住宅は安価な地域もあり、低所得者でも物件を選ばなければ案外と買う事が出来る。

今話せば夢物語のようだが、近い将来アメリカ大陸で多くみられるようなスラム街が日本にも数多く生まれるのではないだろうか。
富裕層との住み分けが次第に明確となり、治安も悪くインフラも整わない、生活しづらい地区を低所得者が形成する。
その地域ではお互いがお互いに悪影響を及ぼし合って、公衆のマナーも劣悪で、犯罪がはびこり、公教育も一定レベルにまで到達する事が出来ない。
そしてそんな中で育った子供たちは志を高くもつ事が出来ず、それがやがて一層、国の衰退を招く。

こうして海外へと自由に飛び立てるのも、本当に今のうちだけかもしれないな。
考え過ぎだろうか。


学ぶべき時に、何も学ばずのほほんと過ごしていたら完全に食いっぱぐれる時代になっていると思う。
今の学生はかなりな危機感をもって、生き延びる為の力を身に付けなければならないだろう。


DrumStudio LA FIESTA
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