4月15日(土)発売予定のセカンドアルバム「インファンタ657」に収録されている楽曲を、これから全9回に渡ってエピソードを交え紹介させて頂きたいと思います。

今回はアルバムトップに収録されているエン・ラ・モンターニャ・プロフンダの紹介です。

1)En la Montana Profunda(エン・ラ・モンターニャ・プロフンダ〜桃源郷にて〜)

2004年秋作曲、幸せ気分喜びの歌。この「Smooth Timba Fusion(スムース・ティンバ・フュージョン)」
とでも呼べる路線は1997年発表の「Una Muchacha」以来続いているもので、自分のレパートリーの
中でも特に大切にしていきたい部分です。暖みのあるテーマがシンセリードによって奏でられた後、
ベースを除く参加楽器全てのソロが披露されます。2005年10月に収録。

記憶をたどれば2004年の秋、作曲してすぐにラフスケッチとして一晩で全てのパートを一人で録音してしまいました。これがブラジルにいるカナさんやそのころお会いした人たちに聴いて頂いた音源です。

この時はテーマがエレピでしたが、シンセをリードにしてピアノはバッキングにまわし、ラフスケッチ版に肉付けしてみました。

はじめアルバムの楽曲は全てピアノトリオのスタイルにして墨絵のような世界を作ろうとしたのですが、元々賑やかな音が好きなので、アルバム制作初期に収録したこの曲で早くもそのはじめに描いたコンセプトは崩れる事となってしまいました。

その後リード楽器を入れるに当たってシンセの反応が不満になり、ヤマハのブレスコントローラーのシステムや何やら試行錯誤しているうちに鍵盤ハーモニカに行き当たり、それが気に入ったので、シンセサイザーでリードをとったのはアルバム中この一曲だけとなりました。ピアノにDX7を使った事もあり(他では全てアコースティックピアノを使用)、この曲が一番エレキ化している作品となっています。

ソロはシンセ→DX7→コンガ→ティンバレス→ドラムと続きます。

それではMP3デモをお聴き下さい。
En La Montana Profunda(1.5M)

Infanta657ジャケット.jpg
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DrumStudio LA FIESTA
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