その昔、朝鮮戦争の頃、日本人船乗りの最低月給は180ドルほどであったそうだ。
なんだー安いなあと思うけれど、為替1ドル360円では6万5千円くらい。
当時日本の平均的世帯収入は月に2万円ほどだったそうだから、かなりワリの良い仕事であったようだ。

しかしまったく先進国でない「月給180ドル」いや一般世帯月収入55ドル程度というレベルから、よくぞここまではい上がったものだ、日本。
これらは全て私たちが成し遂げたものではない。
全てはたくましき先人のおかげ。


後談であるが、当時の船員には「危険手当」なるものがあったそうで、その内容は自分の乗る船の近くに着弾したら手当が出るというもの。
いやはや、すごい時代だったものだ。