ロンドンから南回りの飛行時間はやはり長〜い。
そりゃそうだ、北緯50度付近から北緯0度付近まで一気に下るのだ。
そしてまた成田の北緯35度付近まで上るのである。
北極圏を通って結ばれている直行便は地球儀を想像してみれば、そりゃあ早いに決まっている。
ロンドンを21時に出て、成田到着は実に二日後の14時!
足かけ3日かけて帰るのである。
この間、宿泊する時間的余裕はナシだぜ。
これも修行だね。
ブラジル2006以来の本格的修行の旅。
あの時は32日間だったっけな。
キューバも修行の旅だけど、しかしあちらでは滞在の先々に仲間がいて毎日がお祭り騒ぎなので、またちょっと違った感じだ。
キューバは見聞を広めるという感じより、見識を深めるって感じ。
今回は21日間だから、ブラジル2006からみたら3分の2の期間しか無かったわけですが、こうして戻って来る間に振り返ってみれば、実に充実した時間であったと思う。

こうして出来るだけ見聞を広める事は、自分のような者が生きて行くためには絶対必要な投資であると確信している。

書物からのみの智恵で語る言葉は力を持たないが、こうして自分の五感を駆使し、ものごとを確かめた上で語る言葉は力を持つだろう。

難行・苦行の旅はまた楽しいのである。
しかし今回は犯罪がらみのトラブルが一件もなかったなー。
一人旅史上初めてだ。
過去には強盗、置き引き、スリ、その他泥棒、スキミング、諸々の詐欺行為とか面白い犯罪に色々とご対面してきた。
…とかいって帰ってみたらカードがヤられていたなんてのは、なしねー。

時間の過ごし方としては最も危うかったかもしれないが、これはむしろ今回は安全な国ばかりをまわってきた事の裏返しだ。
街によっては全財産を持って街頭で夜明かしするとか、深夜に重い荷物を疲れた身体で担いで街をうろうろするとか、恐ろしくて出来たものじゃない。

今回の訪問地の中ではやや異質な感のあるロンドン訪問も、先進国中の先進国の在り方を確かめる事が出来て有意義だった。
もちろんリアルなエールを飲んだ事はこの上ない経験であった。


道中うとうととしたら、着陸直前になって飛行機がひっくり返り炎上する夢、それから続けてもう一本、全く別のシーンで墜落する夢を見た。
こんなのは初めてだなあ。

そんな夢には関係なくジェットは定刻より20分早くKLに到着。
飛行機を出た途端に…暑い!
さすがは熱帯。
コルドバあたりのやたらに快適な暑さとは訳が違う。

バッゲージクレームで荷物を待つ間にシャワータイム。
水浴びは欠かせないな。
入国審査も、再チェックインも、何から何まで超スムーズ。

余った時間にミー・カリー・アヤムとミロ・アイスを注文。
食事はマレーシア、最高なんだよなー。
本当は街に出てしっかりと食べたいところ。

クアラ・ルンプールの日没は19時ちょうどくらいで、赤道にちかいからわりにスパッと暗くなる。

メール。タイコで唯一の小学生の生徒ちゃんが「先生、私金管部に入部しました!」だって。
なんだか嬉しいね。

さて、出発!
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シンガポールには20:40頃到着。
空港内をぶらぶら。
色々なものを見つける度にチャンギ空港は本当に便利な空港だと思う。
水着を手荷物に用意しておけば泳げたしー。
ネットはログインパスワードをもらえば無料でつながる。
24時間営業の店も多い。