朝。
チェックアウトの3時間半前に起きて携行品の乾かし作業に従事する。
この宿、強力なドライヤーが備え付けられていて、これが神の与えたもうた試練中私に遣わされた、かすかなる福音であったのだろう。
タオルが、シャツが、もうもうと湯煙を上げて乾いて行く。
雨であったせいか、昨晩からの自然乾燥は殆どなかった。
鞄はもちろん、財布の中のお札やパソコンのソフトケースまで湿り気を含んでしまっている。
頑張った甲斐あって、またこの強力なドライヤーの御陰で全てのものが短時間にかなりの乾き様をみせた。
さて同級生との待ち合わせにはまだ時間があったので、小降りの雨の中、国会、ビッグベン、ウェストミンスター寺院、セントポール大聖堂、ロンドン塔、タワーブリッジなど、行きには遠目に見ていた観光ポイントを大荷物背負って見学。
朝の乾かしの行といい、日本への帰り道はなんだか本当に修行僧になったかの様な気分だ。
約束の13時より少し前にトッテナムコートロード駅の改札付近で同級生家族と落ち合う。
そして、ソーホーの中華街で飲茶!
写真には撮らなかったけれど、味は本格的!
ビールもチンタオピーチューだ。
みんなでそのへんをブラブラした後、大英博物館前のパブで今回最後のエールを痛飲。
エールは色々な銘柄を飲み過ぎていちいちの印象は忘れてしまったが、本場英国のエールは全体的にみて自分が思っていたよりもビターよりだった。
日本で良い出来映えとされているエールは全体的にもう少しフルーティーではないだろうか。
(濃色タイプのエール)
それからヒューガルテンホワイトの生があったので、それも痛飲!
ヒューガルテンはベルギーだから英国では洋モノ???となってしまうので、地場産のエールよりはグッと高かった。
とはいえ、半パイント2.3ポンドくらいだったかな。日本で飲む事を考えればこれでも半額セールだ。
さてさてスペインに続き、今度はロンドン地下鉄が今夜ストライキに入るというので、飲むのを早めに切り上げさよならする。
同級生のおかげで今回足かけ5日のロンドン滞在がとても印象的なものになった。
ありがとう!
(ロンドンの老舗百貨店リバティの素敵な店構え)
その後、順調にスタンステッド空港へ、搭乗約3時間前に到着。
チェックインもあっと言う間だったので、クアラルンプールまで13時間のフライトを前にしてコーヒーで水分を補給。
エア・アジアXは出発の1時間前までに搭乗口集合だから要注意。
そして実際、1時間前から搭乗開始だ。
珍しいエアラインじゃないか。
ジェットは予定時間ちょうどに動き出した。