朝、マークがイギリスの伝統的な朝食を作ってくれた。
イギリスには美味しいものがないと一般には流布されているが、そんな事はないんだよとは同級生の言葉。確かに!

その後郵便局まで男二人で散歩に行った。
ロンドンの街はきれいだな。

同級生の専攻は建築であったので、自宅の様々な仕様を拝見させてもらう。
やっぱロフトはいいよな。
それからトイレが各階毎に三つあるのは魅力的だ。
自分が家を建てるならば、さらに風呂場は一つでいいから、シャワールームも各階にほしいね。
贅沢かな。

空港へ送ってもらう前に犬を連れて近所の森を散歩する。
同級生の家の近くから空港方面に広がる森はやたら広い。
端から端まで10キロではきかないくらい広い森が首都ロンドンにあるのは、一つの奇跡だな。
リスや馬、トンボ、それにキノコやら何やら自然が一杯だ。
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帰り際にパブで一杯。
インディアンペールエールとエールのビター。
インディアンペールエールは麦の味がしっかり、ビターはビターというよりフルーティーでした。
銘柄はチェックし忘れた。
しかしどちらも美味しかった。
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ロンドンスタンステッド空港、ライアンエアーのバッゲージドロップはとてもスムーズでした。
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3時間半でモロッコのリゾート都市、アガディールに到着。
過去の経験から音楽はこういうリゾートによくある。
市内に向かう公共のバスを探したが結局見つからずにタクシーを利用。
3千円くらいかかってしまった。

ボられたのかもしれないが、初めて来る場所では知る由もない。
結構遠かったし、日本でこの距離ならばもっとかかったと思う。
それに交通費の高いロンドンから来ると、これが高いとは思えない。

ホテルに到着後、シャワーを浴びてアガディールの街を探索。
目を付けていたアスマでのライブはオモチャのキーボードによる寂しいものだったので退散。
ライブミュージックとうたっている他のお店もカラオケみたいなのが多く、あきらめて中心街の方まで歩いてパブで一人ビールを飲む。

プレシオンというのとフェスという2つのモロッコビールを飲んだ。
ま、まあまあだ。
南国の味。
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しかし、リゾートとは思えない静けさ。そして夏の軽井沢にいるかのような涼やかさ。
快適。

目の前の道を民族衣装の楽隊が通り過ぎた。
こういうのが聴きたいんだよな。
4人でジプシーキングスみたいなビートを響かせて。

言葉は・・・恐ろしいほどに英語が通じない。
アラビア語が国語で、フランス語が第一外国語の位置にあるからたちが悪い。
ちょっとくらい覚えたところで、その場で一発しか出ないのが外国語、自分のアラビア語もフランス語もやはり殆ど使い物にならない。
最初に発した言葉を理解してもらったところで、会話が続かない。
ブラジルは結構なんとかなっていたから、そんなつもりでいたら、フランス語はポルトガル語スペイン語ほどの親和性はないようだ。
まーそりゃそうか、うすうすわかっていた事だ。
やはり、もう少しフランス語はフランス語として勉強しないと、類推だけではどうにもならない。
滞在はわずかな日数ではあるが、必要に感じた言葉は書き留めておくなどして頑張ってみる事にしよう。
見りゃー結構わかるんだがなあ・・・。

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