若者よ。

バンドを率いるとする。
リーダーの自分は偉いから、たとえ遅刻したとしてもメンバーに「ごめんなさい」を言う必要はない。
リーダーにとってバンドは「自分のもの」だから、メンバーへの連絡なしにその日の自分の都合のみにより勝手に約束した集合時間、あるいは終了時間を変えても良い。
リハーサルのキャンセルも自由自在だ。
リーダーはバンド運営に関わる雑事、例えば楽器運びなどは時間を決めて下僕の如きメンバーを集めさえすれば、あとはメンバーが汗水垂らして働くのを見ているだけでよい。
時には見る事さえしなくてもよい。

…なわけないだろうが!



そんな人には育っちゃいかんよ,絶対に。
そんな状態にある人の音楽にはそういった姿勢が見え見えになり、そんな状態からの音は、聴く人に、また共演者に不愉快でさえある事が想像出来る。
どう理論をこねくりまわそうが、そのようなエゴイズムの立場から素晴らしい音楽が生まれるわけがない。
調和なしにどんな素晴らしい歌を高らかに歌い上げたとしても、そんなものくそくらえだ。
死んでしまった方が良い。

当たり前だがアンサンブルなど全く不可能。成り立つわけがない。
「思い遣り」は人間同士が調和する為の必須アイテムであると思う。



なんだかなー、そんな荒んだ世にはなって欲しくないと思う今日この頃。
頼むぜ、次世代の常識と良識ある若者たち!


愛とか思い遣りとか…素晴らしい音楽はそういったものの上に成り立つのだと信じたいね!!!
まずは人間力!!!
いぇい!




ついでだが・・・
平和への第一歩は「共生」や「調和」、「相互理解」といったものだろう。
そういった意味からもミュージシャンならば「調和」する気持ちを決して忘れてはならないと思う。
気高く生きながら平和を目指す。
そのように生きる姿勢と、アンサンブルとは、良く似ているよなー。
そしてそれは実現可能であると思う。

エゴイズムこそが間違いなく戦乱のタネなのだ。
戦争を起こすのはどこのどいつだ?
少なくともオレじゃないぜ。