太鼓を鳴らすには力の伝え方が大切だと思う。
ドラムを演奏する場合、ドラム演奏一般に持たれがちなイメージ、見た目のダイナミックさから勘違いして暴力的に叩く若者が多いように思う。
が、太鼓を「壊れろ」とばかりに叩いてしまえば、それは実際簡単に壊れるだけだ。
ヘッドは破れ、シンバルは割れ、ペダルのシャフトは折れる。
壊そうと思って叩けば 、それが壊れるのはしごく当たり前の事なのに、中々そこには思いが至らない。

それではどのように楽器に当たれば良い音で鳴らす事が出来るのだろうか。
それには他の楽器を演奏する場合、どのようにして良い音を出しているのか考えてみればよい。

たとえば金管楽器奏者における、マウスピースと唇の微妙な接点の具合とか。
たとえば弦楽器奏者における、弦と弓の微妙な接点の具合とか。
たとえばボーカリストにおける、声帯の微妙なすりあわせの具合とか。

すべての楽器において、その楽器を充分に鳴らすには接点が絶妙な結び付きを見せる。
過不足なく接点を結ばなければならない。
圧力が不足すれば鳴り切らないし、圧力が掛かり過ぎるとひどい音がする。


藤田浩司、次回ライブ☆
2008年3月15日(土)
藤田浩司LosVecinos-ロス・ベシーノス-
[藤田浩司P、舟橋まさるB、高崎洋平D、野崎めぐみConga]
大神家:千葉県長生郡一宮町東浪見7545-3
Tel.0475-42-7568
1st)19:30 2nd)21:00
当日2300yen(前売り1800yen)


DrumStudio LA FIESTA
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