小学校低学年の頃、大晦日にはワケもわからず読経しながら新年を迎えたものだ。
宗祖弘法大師空海を意識し始めたのはいつの頃だったか、今となっては思い出せない。
高校生の頃には般若心経くらいは漢文を書き下して和訳も出来たし、また、一部分は原語のパーリ語でも唱えられるくらい仏教に興味があった。
勿論、その唱えるところの意味についてはそれこそ何十冊もの書物を読んだ。
真言宗豊山派の太鼓なら叩いた事はないけれど、身体で覚えてしまっている。
様々な仏教書や哲学書を紐解いたり、生きるとは一体どういう事なのか、また、信心とはどういうものなのかについてものすごく興味があった。
大人になって多少自由に行動出来るようになり、弘法大師の史跡を追う。
和歌山の高野山、京都の東寺はもちろんの事、何年か前には四国の八十八ヶ所も全て巡ってみた。
悟りをひらいたという御厨人窟にも入ってみた。
この宗祖・弘法大師空海にまつわる伝説は全国に数多い。

それはそうとして哲学としての仏教にはうなずけるところが多いのだけれど、それでも中々素直な信仰心というのは湧いて来ない。
参拝の時の作法とかね、さらさら守る気になれないのは一体どうしたものなのだろうか・・・。
大体仏教というのは信仰なのだろうか・・・元々の教えを辿るとそれはやはり哲学なのではないか???

私の中ではキリストもマホメット仏陀も、主なる父もアラーも大日如来も全て同一に感じられる。
それは言ってしまえば大宇宙・・・のようなもの。

この私の持つ宗教観は、もしかしたらあまり自分にはなじみのない神道に近いものなのかもしれない。
八百万の神を祀る神道に。

だけど、中々素直なこころで全てのものに手を合わせる事は出来ないな。


信心の有る人は尊敬します。
世の中には寺社仏閣に向けて素直に手を合わせる事の出来る人がたくさんいるんだ。
そういった場面には全国津々浦々で居合わせた。

信心の有る人は強いと思う。

その違いは何なのか、確かめてみたい。

  • 次回ライブのお知らせ-

2007年6月2日(土)藤田浩司PianoSolo
ナチュラルハーモニー2000:大網白里町ながた野1丁目7−7
☆tel:0475-72-7966
1st) 20:00, 2nd) 21:00
チャージ1000円


DrumStudio LA FIESTA
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