近頃の子ども達は危機感をあおってストレスをかけても、逆に元々持っているはずの学びたいという気持ちを、教える側がつついても勉強しなくなってしまったそうですね。本当にそうなんですか?もしこれを読んでいる小中高生、いらっしゃいましたら教えてください(^^)/

 学ぶことにより知識・体力・鑑識眼その他諸々が養われます。将来きっと役に立ちますよ。学生のうちから強い自分を作らなければなりません。
 学歴もいずれ当てにならなくなるかもしれません。だけど、努力して身につけたものは(知識でも体力でも)必ず自分を助けてくれます。
 今は日本が豊かな時代だから、弱くても生きていけそうですが、近未来はどう変わっているかわかりませんよ。栄枯盛衰その時には思いもしなかった変化がいつの時代にも訪れています。近いところでは、有り得ないと思った強い企業体が倒産する事。大卒の就職率の急激な低下。少し遠くではソビエトの崩壊。戦後、海外の援助を受けるほど弱体化していた日本のたかだか10年、20年での急激な復興。さらに遡れば大英帝国の弱体化、一時は世界を制する勢いだったスペインの没落。
 弱くなったとはいえ、まだまだ繁栄している日本ですが・・・先はわかりませんよ。運命とか偶然とか、色々ありますが、やはり底に力がないと、思ったような良い方向には進んでゆかなくなるのではないでしょうか。近代日本が世界情勢の激変にさらされながらもこうして繁栄しているのは、様々な要素がありながら、だけど先人の民度が高かったのが決定的要因だと思うんです。国民の多くに教養があればやはりその国は強いでしょう。例えば、あるモノを作る場合に生産者の精度・練度はやはり製品・作物に反映されるでしょう。
「世界は一つ」それは一面真理だと思いますが、物事は多面的重層的です。世界中の人達と全て仲良くできるかと思えば、現実にはやはりそうはうまくいかないでしょう。全ての知人と良好な人間関係にあるって言い切れる人はそうそういないのでは・・。宇宙の縮小系が私たちの細胞に見られるように、小さな人間関係の拡大形が様々な共同体のカタチ・・・学校、地域、国、世界情勢だと思うんです。
 弱いといつの間にかどこかの人に支配されてとんでもない人生になっちゃうかもしれませんよ。
 そうなった時には「死んじゃえばいいや」って刹那的に考える人もいるかもしれません。だけど、支配者はそう簡単に死なせてはくれませんよ。被支配者あっての支配者ですからね。
 また別の世界で生きるにしても結局個人の力は必ず必要でしょう。どこで何をして生きていくにも。企業に勤めよう(サラリーマン)と、自分で起業しよう(社長)と、・・あるいは芸術家として生きていこうと。それこそ社会から隠遁して無人島でサバイバルするにも知識や色々な力が必要になってきます。
 今のうちに出来るだけ勉強して強くならないと・・とんでもないことになっちゃうかもしれません(-_-)。
・・・今回はちょっと若者にストレスをかけてみました。

DrumStudio LA FIESTA